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製品案内 - 粒造くん
- 粒造くんについて
- 特長
- 仕様・スペック
- FAQ
造粒機「粒造くんシリーズ」
粒造くんは、お客様のニーズに合わせた4つのタイプで構成され、
生産量などに合わせて機種を選択することが可能です。
造粒は、当社独特のツインダイス方式で行いますが、造粒圧力が低く、
ペレットの分解も早いため、幅広い原料を対象とできます。
特に有機肥料の造粒には最適な条件を具えています。
また、シンプルな構造で故障も少なく、自動的にペレット生産がおこなわれるため、
費用対効果の面でも高い評価を得ています。
平均能力1,000kg/時間
平均能力500kg/時間
平均能力300kg/時間
平均能力200kg/時間
※平均生産能力は原料により異なります。仕様・スペックにてご確認下さい。
- 粒造くんはダブルダイスと名前をかえて畜産環境整備リース(チッカンリース)の指定機種に指定されています。
- 愛知県農業総合試験場の各種有機肥料のペレット化研究の使用機材に認定され高い評価を得ています。
- 科学技術庁長官賞、高知県地場産業賞、高知県エコ産業大賞、ものづくり日本大賞 四国経済産業局長賞受賞
- 特許取得済み
- 「粒造くん」は登録商標です。
ホットコーナー
- 1.受賞歴
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1992年03月 高知県地場産業賞
1992年04月 科学技術庁長官賞
2010年03月 高知県エコ産業大賞
2018年01月 第7回ものづくり日本大賞 四国経済産業局長賞 - 2.最近の新聞掲載
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2010年03月22日 日本農業新聞“ペレット造粒機「粒造くん」”
2013年02月19日 日本経済新聞“有機肥料関連、垣内が強化”
2013年05月25日 鶏鳴新聞“鶏糞ペレットで高い評価”
2013年06月15日 日本農業新聞“ペレットクーラー「ひえた君」新発売”
2014年11月20日 日本経済新聞“海外に肥料製造装置(タイの養鶏向け)”
2015年02月21日 高知新聞“垣内 ペレット冷却機好調”
2015年04月25日 鶏鳴新聞“「粒造くん」と「ひえた君」を同時導入”
2017年12月05日 鶏鳴新聞“垣内のペレタイザー「粒造くん」とペレット冷却機「ひえた君」”
2017年12月05日 高知新聞“垣内 有機肥料機器の強化”
2022年05月10日 日本農業新聞“広域流通で利用拡大”
2022年11月05日 鶏鳴新聞“農畜産業総合展「第12回農業Week」開く”
2023年11月25日 高知新聞“垣内 肥料製造機が好調”
2024年02月09日 日本経済新聞“有機肥料向け事業に磨き”
- 3.雑誌、国の関係機関掲載
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2014年02月 経済産業省・特許庁“知的財産権活用企業事例集”
2014年04月 中小企業基盤整備機構“F/S支援事業事例集”
2014年05月 雑誌「養鶏の友」“生産現場の環境対策”
2013年06月 月間誌「コロンブス」“地域の元気企業ガイド”
2015年04月 雑誌「養牛の友」“牛ふんのペレット処理化の効果”
2021年02月 月間誌「畜産コンサルタント」“家畜排せつ物の利活用をいかに図るか”
2021年04月 雑誌「養牛の友」“現場で生かせる環境対策の知識と動向”
2021年04月 雑誌「養豚の友」“現場で生かせる環境対策の知識と動向”
2021年04月 雑誌「養鶏の友」“現場で生かせる環境対策の知識と動向”
2022年09月 雑誌「現代農業」“堆肥ペレット化のポイント”
2022年11月 雑誌「畜産コンサルタント」“肥料のペレット化で広域流通・利用促進を図る”
- 4.最近の動向
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2013年03月 ペレットクーラー”ひえた君”の開発
造粒したペレットを自然エネルギーを利用して外気温付近まで冷却する装置
自然放置や他機器による冷却と比較して、省スペース、低コストが特長
2013年05月 “2013NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2014年02月 「粒造くん」がジェトロの「輸出有望案件」の指定を受ける
ジェトロ専門官から支援を受けて、2年以内にタイ国等への輸出を目指す
2014年05月 “2014NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2015年05月 “2015NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2015年06月 “国際養鶏養豚総合展(IPPS)2015に出展”
2016年05月 “2016NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2017年05月 “2017NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2018年01月 JICA2016年度第2回中小企業海外展開支援事業~普及・実証事業~
「粒造くんミニ」8台輸出・設置開始
2018年05月 "2018NEW環境展・地球温暖化防止展に出展"
2018年05月 "国際養鶏養豚総合展(IPPS)2018に出展"
2018年10月 "第8回国際農業資材EXPO(農業week内)に出展"
2019年10月 "第9回国際農業資材EXPO(農業week内)に出展"
2020年10月 "第10回国際農業資材EXPO(農業week内)に出展"
2022年04月 “国際養鶏養豚総合展(IPPS)2022に出展”
2022年10月 "第4回国際畜産資材EXPO(農業week内)に出展"
2023年04月 “2023NEW環境展・地球温暖化防止展”に出展
2023年04月 “第1回九州畜産資材EXPO(農業WEEK内)”に出展
2023年10月 “第5回国際畜産資材EXPO(農業WEEK内)”に出展
造粒機「粒造くん」の特長
粒造くんがお客様にご愛顧頂いている理由は沢山ありますが、主なものを3つあげてみましょう
- 1. 生産能力が高い
- 当社独自のツインダイス式を採用しているため、他社の造粒機と比較しても、費用対効果の面などから抜群の生産能力を誇っています。
大規模な養鶏場で、大量の鶏糞を黙々とペレット化している粒造くんの姿を一度見ていただくと、きっと、頑丈で働き者の粒造くんの魅力を実感していただけることでしょう。 - 2. 低温で造粒できる
- 造粒温度が50℃以下の低温であることが、優れた品質のバイオ肥飼料生産の決め手となっています。
具体的には、原料の圧砕や摩砕が少なく、良質のバイオ肥料に欠かすことのできない微生物菌や酵素が活き活きとした状態でペレット化されているため、散布後、地中で分解され易く、実際に肥料として使用する農家の方々からも、その品質の良さに対して高い評価が得られています。 - 3. 消費電力などランニングコストが低い
- 粒造くんは、シンプルな構造で、故障が少ないため、長くお使い頂くことができます。
また、消費電力が少なく、ダイスがメンテナンスフリーであることも大きな特長で、お財布だけでなく、地球環境にも優しいエコ製品として自信を持ってお薦めできます。
しくみと比較
- 回転数が80~90r/min
- 成型孔が極めて多い
- 造粒温度が低い(50℃以下)
1回押すだけで混練、圧砕、摩砕がない為、ペレットの分解が速い。
- 回転数200~400r/min
- 成型孔が少ない
- 造粒温度が高い(50~90℃)
原料の混練、圧砕、摩砕により品温が高くペレットの分解が遅い。
造粒テストについて
ご希望通りのペレットが出来るかどうか造粒テストのサービスを行っております。 お気軽にお申し付け下さい。
造粒テストに必要な量 : 15kg(20L)程度
ご希望のペレット径をお知らせ下さい。
ペレットサンプル及びテスト結果データをご返送致します。
テスト原料の送付先
〒783-0049 高知県南国市岡豊町中島391-8
TEL 088-866-2848
株式会社 垣内 西工場 宛て
※ 必ず西工場と明記して下さい。
仕様・スペック
型式 (Type) |
||||
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生産能力 (Capacity) |
平均 1,000kg/hr | 平均 500kg/hr | 平均 300kg/hr | 平均 200kg/hr |
ダイス径 (Dia of Dies) |
Φ604mm | Φ412mm | Φ300mm | Φ206mm |
造粒孔径 (Dies dimension) |
Φ4.3,5,6,7,10mm (Φ3,3.5は特注扱) |
Φ4,5,6,8mm | Φ6,8mm | Φ6,8mm |
使用電力 | 3相-200V/400V | 3相-200V | 3相-200V | 3相-200V |
電動機容量 (kw) |
37kw | 22kw | 11kw(5.5kw×2) | 5.5kw |
本体外形寸法 (cm) |
146W×205D×195H | 130W×185D×175H | 100W×127D×151H | 57W×91D×105H |
システム重量 (制御盤除く) |
3,400kg | 1,900kg | 1,200kg | 480kg |
FAQ
Q1
粒造くんシリーズは、どんな原料が可能ですか?
A1
有機肥料に一番最適な機械です。
また、上下水道、し尿汚泥に対しても造粒が可能です。
原料については、さまざまな原料、ペレットを参照して下さい。
Q2
原料の前処理は必要ですか?
A2
水分調整と篩い掛け(石、コンクリート片の除去)が必要になります。
原料独自の適正水分があります(造粒テストにてご確認下さい)。
Q3
消耗部品はありますか?
A3
ダイス、スライドプレート(シュート)、ペレットカッターの3種類が主な交換部品です。
Q4
原料を押し込むローラはありますか?
A4
粒造くんは、1対のダイスで造粒をします。1対のダイスの間に原料が入りダイスの内側へペレットとなって抜けてきます。それなので粒造くんには原料を押し込むローラはありません。
Q5
本体以外に何か必要なものはありますか?
A5
必ず必要なものは定量供給機です。
その他、前後の搬送装置等が必要となります。
Q6
ペレットの冷却は必要ですか?
A6
造粒温度が50度までですが、冷却工程が必要になります。
但し、造粒温度が低いので床に広げる程度で冷却は出来ます。
Q7
納期はどのくらいですか?
A7
図面のご承認を頂いてから10ヶ月~12ヶ月程度です。
さまざまな原料、ペレット
粒造くんは、発酵処理後の鶏糞、牛糞、豚糞などの家畜糞、生ゴミ類、し尿汚泥、
上下水道汚泥、製紙スラッジ、魚腸骨、おからなど多くの原料をペレット化できます。
発酵鶏糞
適正含水率:15〜23%
ペレット径:φ4〜
牛糞
適正含水率:28〜35%
ペレット径:φ6〜
豚糞
適正含水率:25〜35%
ペレット径:φ6〜
魚粉
適正含水率:15〜23%
ペレット径:φ4〜
油分によって大幅に変わります。
混合有機肥料
適正含水率:20〜35%
ペレット径:φ6〜
油分によって大幅に変わります。
生ゴミ発酵堆肥
適正含水率:15〜23%
ペレット径:φ5〜
油分によって大幅に変わります。
上水道汚泥
適正含水率:30〜35%
ペレット径:φ6〜
下水汚泥
適正含水率:30〜35%
ペレット径:φ6〜
し尿汚泥
適正含水率:30〜35%
ペレット径:φ6〜
※適正含水率は、堆肥の成分により大幅に異なります。造粒テストによるご確認を必ず行なって下さい。
また、原料成分によってダイスの寿命が大幅に減少する可能性があります。
ペレットの特長
- ペレットは耐久性、強度に優れ、小型から大型まで幅広い機械散布にも最適です。
- ペレットはほこりの発生を減少化し、また衛生的でハンドリングに優れています。
- ペレットは適正な分解で高い肥効特性を有します。
ペレットの用途
粒造くんで出来たペレットは、有機肥料、動物や養殖魚用の飼料、土壌改良材、水質浄化材など
様々な用途に活用されています。