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製品案内 - ひえた君

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ペレット冷却機「ひえた君」

「ひえた君」は、お客様のニーズに合わせた3つのタイプで構成され、生産量にあわせて機種を選定することが可能です。

自然エネルギー(外気)を最大限に活用する新技術を導入し、油圧開閉式ではなく、
ペレットの自重による回転屋根式を採用した省エネかつコンパクトで新しい冷却システム。

短時間で外気温度近くまで冷却でき、形崩れの少ない高品質なペレットを
低コストかつ省スペースで効率よく量産できます。

国内養鶏事業者様向けシェアNo.1の「粒造くん」と連動した自動運転も可能です。

※平均処理能力は仕様・スペックにてご確認下さい。

  • 2017年05月にシステム全体の独自性・革新性が認められ特許取得。
  • 経済産業省が認める税制優遇適用機械に認定(2016年03月)。
    優れた生産効率やエネルギー効率への高い評価に基づき、「生産性向上設備等に関する先端技術」の
    認定を受けたことにより、即時償却若しくは税制優遇措置を受けることができます。

*詳細は経済産業省および中小企業庁のHPをご確認ください。
中小企業庁 : 経営強化税制
経済産業省 : 生産性向上設備投資促進税制(平成29年3月31日終了)

ホットコーナー

1.受賞歴
2018年02月 第32回高知県地場産業大賞 産業振興計画賞
2018年02月 第22回四国産業技術大賞 「技術功績賞」最優秀賞
2.最近の新聞掲載
2013年02月19日 日本経済新聞“有機肥料関連、垣内が強化”
2013年05月25日 鶏鳴新聞“鶏糞ペレットで高い評価”
2013年06月15日 日本農業新聞“ペレットクーラー「ひえた君」新発売”
2015年02月21日 高知新聞“垣内 ペレット冷却機好調”
2015年04月25日 鶏鳴新聞“「粒造くん」と「ひえた君」を同時導入”
2017年05月29日 日本農業新聞“独自技術で連続造粒 農家・地域の悩み解決”
2017年07月03日 日本農業新聞“再発酵防ぎ品質保つ”
2017年12月05日 鶏鳴新聞“垣内のペレタイザー「粒造くん」とペレット冷却機「ひえた君」”
2017年12月05日 高知新聞“垣内 有機肥料機器の強化”
3.製品開発の経緯
2013年03月 試作品開発
2013年04月 特許出願
2013年05月 2014年12月までお客様施設にて実稼働試験実施
2015年01年 大型2機種(「ひえた君3000」「ひえた君1500」)を製品化
2017年03月 小型機種(「ひえた君800」)を製品化
2017年06月 特許取得
4.最近の動向
2014年05月 “2014NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2015年05月 “2015NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2015年06月 “国際養鶏養豚総合展(IPPS)2015に出展”
2016年05月 “2016NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2017年05月 “2017NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2018年05月 “2018NEW環境展・地球温暖化防止展に出展”
2018年05月 “国際養鶏養豚総合展(IPPS)2018に出展”
2018年10月 “第8回国際農業資材EXPO(農業week内)出展”
2019年10月 “第9回国際農業資材EXPO(農業week内)出展”
2020年10月 “第10回国際農業資材EXPO(農業week内)出展”
                               

ペレット冷却機「ひえた君」の特長

ペレット冷却の必要性 ペレット製造直後に袋詰めを行うと、結露などによる品質劣化が生じます。
ペレット製造後、放置したままで冷却することも可能ですが、その場合には、一定の広がりのあるスペースが必要になります。
また、屋外で外気温近くまで冷却するには、少なくとも2日以上の時間を要し、
天候次第では、ペレットが分解して流出することも課題となっていました。

「ひえた君」によるペレット冷却が支持されている理由 既存の他社製品は、工場内で冷却処理できる点では評価されていましたが、
イニシャルコスト、相当規模の設置スペースの必要性、エネルギー効率、生産効率の問題などがありました。
「ひえた君」はこうした課題を一つ一つクリアーし、製品化に至りました。

1. イニシャルコストの低減
既存の他社製品は、工場内で冷却処理できる点では評価されていましたが、イニシャルコスト、相当規模の設置スペースの必要性、エネルギー効率、生産効率の問題などがありました。
「ひえた君」はこうした課題を一つ一つクリアーし、製品化に至りました。
2. ランニングコストの低減
装置全体のコンパクト化、機械構造の見直し等により、低価格化を実現し、初期投資費用を大幅に削減出来ました。
3. 良質ペレットを効率的に生産
(型崩れを極小化)
回転羽根による自重落下を活かした回転方式でペレットの型崩れを極小化し、良質ペレットを量産出来ます。
4. 豊富な製品メニュー
お客様のニーズを踏まえた製品開発により、オーバースペックを防ぐなど最適投資に必要な製品メニューをラインアップ化しました。

仕様・スペック

型式
(Type)
ひえた君3000 ひえた君1500 ひえた君800
処理能力
(Capacity)
1,500~3,000kg/hr 800~1,500kg/hr 〜800kg/hr
使用電力 3相-200V 3相-200V 3相-200V
電動機容量
(kw)
12.2kw 8.4kw 6.3kw
設置最小スペース
(cm)
400W×350D×600H 400W×300D×550H 230W×270D×480H
システム重量
(制御盤除く)
3,800kg 2,700kg 1,700kg

FAQ

Q1

ペレットを冷却することは必要ですか?

A1

冷却を行わず袋詰すると、結露が生じペレットの品質が悪くなります。
敷地に余裕がある場合は、放置したままで冷却することも可能ですが、速やかな出荷が困難となり、
天候次第では、ペレットが分解して流出することもあります。

Q2

「ひえた君」は、他社製品と比較してどの点が優れていますか?

A2

(1) コスト面
・ 機械構造の見直しなどで低価格での購入が可能になりました。
・ 年々のランニングコスト面でも、使用電力量やメンテナンス費用などを大幅に削減できました。
(2) 工場内で効率的に活用
・ 「粒造くん」と連続した自動運転が可能です。
 必要最小限の人員で、機械の能力をフル活用できます。
・ 機械システム全体をコンパクト化したため、工場内の敷地を有効に活用できます。
・ お気軽に相談いただきましたら、全体のレイアウト図などを分かりやすく提案させていただきます。
(3) お客様の最適な投資をお手伝い
・ ペレットの生産量に応じた3機種(大型・中型・小型)をラインアップ化しましたので、
 機種選択などを通じた効率的な設備投資が可能になりました。

Q3

「ひえた君」の仕組みや構造の特徴は?

A3

冷却システム全体の仕組みや構造に関して、次のような工夫を加えています。
(1) ペレット排出部に独自の回転羽根方式を採用し、油圧の開閉によってペレットが排出されていた
 仕組みから、ペレットの自重を利用し、動力の低減を図るスタイルに変更しました
 その結果、製品となるペレットの型崩れを大幅に減少するとともに、異物が混入した場合の
 機械故障による作業の停止や修繕費用の削減などを実現することができました。
(2) 自然エネルギーをできるだけ効率的に活用するため、パンチングメタルを導入するとともに、
 サイクロンと貯留タンクを連結させることで、外気吸入率の大幅アップが実現できました。
 その結果、電気代などのエネルギーコストを大幅に削減することができました。
(3) こうしたシステム全体の独自性、革新性が認められ、2017年05月に、特許登録が実現しています。

Q4

ペレットの乾燥はできますか?

A4

「ひえた君」はあくまで冷却機です。ペレットの乾燥は出来ません。冷却後に乾燥が必要な製品は別途乾燥工程が必要になります。

Q5

「ひえた君」開発のきっかけと製品化に至るまでの経過は?

A5

(1) 「ペレットの冷却は必要だが、価格、エネルギー効率、設置スペースなどの問題があり導入に
 至っていない。必要ニーズは十分にある。開発してみないか。」
 多くのユーザーの方々からこうした声をお聞きし、開発を始めました。
(2) 開発試作品を完成させた後は、日頃大変お世話になっているユーザーの方に長期間使用してもらい、
 ペレット冷却の有効性やエネルギー効率などについて多岐にわたる改善指摘をいただきました。
(3) こうした指摘を踏まえた手直しや修正を早期に行ったうえで、2015年01月に大型2機種の製品化を行いました。
(4) その後も、現場のニーズを継続的に把握し、2017年03月には、3機種目となる小型機種を製品化し、
 現在に至っています。

Q6

お客様の評判は?

A6

2015年01月に製品化して以来、20台を受注し、さらに10台が受注見込みとなっています。
導入されたお客様の評判も上々で、「粒造くん」とのセット利用などによって、
良質なペレットが順調に出荷されています。

Q7

納期はどのくらいですか?

A7

図面のご承認を頂いてから3か月程度でお納めできます。

Q8

有機ペレット肥料分野での今後の取り組みは?

A8

「粒造くん」でペレットを造り、「ひえた君」でペレットを冷やすところまで機械化できました。
次の段階として、良質のペレットを田畑に散布する機械の開発を検討しています。
今後も良質な有機肥料の製造、活用に必要な機械の開発に努め、「有機肥料ペレットに関する
機械のことは何でも垣内に」という信頼を築き上げていきたいと考えています。